一音に、
50年の技術は宿る。
1973年、愛知県小牧市でロストワックス製法用金型メーカーとして創業したダイキ精工。
私たちは50年間、見えない場所で人々の暮らしを支えてきました。 金型は工場の奥で静かに働き、表には出てきません。
しかし、世の中にあるあらゆる製品は、この“縁の下の力持ち”によって形づくられています。
複雑で精巧な形状をつくるロストワックス製法用金型は、 業界の中でも取り扱いの難しい特殊な金型。
工程が多く、精度が要求されるその世界で、私たちは知恵と技術を積み重ねてきました。
0.01mmの違いが品質を左右する世界。
その緻密さこそが、私たちの原点です。
新しい道。
小さな町工場が挑んだ、
コロナ禍で受注が止まり、不安が押し寄せた日々。
「金型以外に何かできることはないか。」
そんな思いから、私たちは自分たちの技術を活かした“自社製品づくり”に踏み出しました。
金型メーカーから、消費者に直接届けるものづくりへ。
初めての挑戦は、まさに手探りでのスタートでした。
クラウドファンディングにも挑戦し、学び、試し、悩みながら進む毎日。
こうして立ち上がったのが、自社ブランド 「DAIKI NEXT」。
金型材料であるアルミを活かし、「必需品ではないけれど、あると心がふっと和らぐもの」をつくりたい——
そんな願いから生まれたブランドです。
生涯鳴り続ける一音を仕上げる。
職人の耳と手が、
鈴や風鈴は、機械が削って終わりではありません。
最後の音色を決めるのは、職人の耳と指先です。
ある職人は、金属の声を聞くように削り、ある職人は、わずかな響きの差を聞き分けながら調律し、またある職人は、名入れ刻印に込められた“贈り手の想い”を胸に刻みます。
私たちにとって音づくりとは、単なる工業製品ではなく、“記憶をつくる仕事”です。
音をつくる工房へ。
技術が音色と出会った瞬間。
高精度の金型づくりで培った加工技術は、アルミの響き、振動、厚みの違いを敏感に感じ取る力を育てました。
その延長線上で生まれたのが、熊鈴や風鈴など“音をつくる”ための道具。
ただ鳴るのではなく、心に残る音を生み出すための削り角度、厚み、揺れの幅。
試作を重ね、微細な調整を繰り返すうち、金型メーカーとして培った経験が、音づくりに自然と結びついていきました。
記憶を残すこと。
名を刻むことは、
ダイキ精工の熊鈴や風鈴には名を刻むことができます。
それは記念日であったり、登頂の日付であったり、大切な人へのメッセージであったりします。
名を入れることで、製品は “音の道具”から “物語を運ぶもの” へと変わります。
──初めて登った山の頂で鳴った音。
──夏の窓辺で聞こえる、家族の笑い声と重なる音。
──贈り物として届いた、一生忘れない瞬間の音。
音には、記憶を呼び覚ます力があります。 だからこそ、名入れという小さな作業に、私たちは大きな想いを込めています。

勤続年数:23年
趣味:体を動かして子どもと遊ぶこと
―熊鈴を作るうえで、職人として一番大切にしていることは何ですか?
加工精度に気を付けています。精度によって音や見た目が変わるので。
―ダイキ精工の熊鈴の「音」で、意識していることはありますか?
同じ音になるようにしています。そのために、C面や接地面に気を付けて加工しています。
―この熊鈴はとても軽いのが特徴ですが、軽さについてどのように考えていますか。
アルミは金型材料として使っているので、日常の中にあり、軽さを意識することはあまりありません。
でも作ってみたら軽かったんです。加工に慣れていることあり、武器になると考えています。
―登山記念やプレゼントとして名入れされる方も多いですが、名入れの熊鈴を作るときに意識していることはありますか?
贈る側の想いを想像しながら、喜んでもらえるといいなと思い、丁寧にやっています。
―熊鈴を使う登山者やアウトドアを楽しむ方へメッセージをお願いします。
熊鈴を使って、安心感を持って楽しんでください。

勤続年数:6年
趣味:バイク
―熊鈴を作るうえで、職人として一番大切にしていることは何ですか?
傷を付けないように気を付けています。そのために加工法を工夫しています。
―ダイキ精工の熊鈴の「音」で、意識していることはありますか?
音が同じになるようにしています。
そのために、加工をきちんとすること、厚みを均一にすること、傷がないようにすることを意識しています。
―この熊鈴はとても軽いのが特徴ですが、軽さについてどのように考えていますか。
アルミの軽さが、軽いことが重要視されるものに向いていることが分かりました。
熊鈴以外にも向いているものがあるかもしれませんね。
―登山記念やプレゼントとして名入れされる方も多いですが、名入れの熊鈴を作るときに意識していることはありますか?
プレゼントとして使われることが多いので、贈る側、贈られる側の両方に喜んでもらえるとうれしいので、よりきれいに作ることを意識しています。
―熊鈴を使う登山者やアウトドアを楽しむ方へメッセージをお願いします。
風鈴としても使えるので、外だけでなく家の中でも、日常の中で楽しんでください。